横浜市の解体費用 早わかり【参考坪単価・支援制度・工事日程】
横浜市の解体費は、建物の構造に加えて、山手の坂と高低差、密集市街地の保護面、駅周辺の車両配置から見積りを読みます。補助は所在地で制度が分かれ、住宅除却の旧耐震50万円枠と、不燃化対象地区の150万円枠を同じ住宅に重ねて計算しません。建築年次、耐震性の確認方法、町丁目の対象境界を市へ示し、費用が補助される部分と所有者が支払う部分を整理しましょう。
本記事で参照する神奈川県の自社集計は、 見積依頼381件(2026年4月〜9月計) 、 加盟業者累計17社(退会を含む/2026年9月時点の集計) です。出典:解体相談所の県別見積依頼・業者集計。業者数は退会を含む累計で、現在稼働する業者数を示すものではありません。 見積依頼件数は相談の集計であり、上記の価格表をこの件数・加盟業者数から算出したものではありません。
| 構造 | 神奈川県全体の参考坪単価 | 地域の見積条件 |
|---|---|---|
| 木造住宅 | 3.8〜7.5万円/坪 | 年次と耐震性、区域区分と隣窓保護 |
| 鉄骨造(S造) | 4.8〜9.5万円/坪 | 営業設備の整理、老朽要件と骨組み回収 |
| RC造 | 6.5〜13.0万円/坪 | 外周に接する地中基礎、水平な破砕材置場 |
| 工程 | 調整・確認する相手 | 予定を決める条件 |
|---|---|---|
| 住所で制度を分ける | 建築防災課・防災まちづくり推進課 | 住宅除却対象外区域は不燃化窓口へ |
| 住宅の費用分類 | 建築防災課 | 本体以外と共用費を分けた見積書 |
| 不燃化の計画承認 | 防災まちづくり推進課 | 承認前契約と支払いをしない |
| 制度・相談先 | 金額・扱い | 対象条件 |
|---|---|---|
| 横浜市住宅除却補助事業 | 旧耐震上限50万円、新耐震所定区分20万円・非課税40万円。21,800円×延床㎡×1/3、市算定対象費×1/3との最小額。 | 平成12年5月末以前着工、所定確認で耐震性が低い建物。所有者は法人を除く。 |
| 横浜市建築物不燃化推進事業・老朽建築物除却 | 重点3/4、その他所定地区2/3。最安見積対象費×率、延床㎡×2万円×率、上限150万円の最小額。中小企業等は税抜算定。 | 重点対策地域及び所定補助対象地区の年次等を満たす老朽建築物、所定所有関係。 |
横浜市の住宅と敷地の特徴
山手の住宅は坂道と敷地の段差が連続する
山手は丘陵の二本の尾根道を骨格とし、それと交差する多くの坂道からまちが成り立っています。住宅の入口と道路の高さが違う現場では、階段から荷物を出す方法と車両を置く高さを分けて測ります。
庭木や生垣のある敷地は、宅地の外周を支えるものと撤去する建物を図へ記し、機械を入れるためにどの面を使えるか確認します。
密集市街地では隣棟の開口部と出入口を調べる
横浜市は地震火災による延焼危険性の高い密集市街地を不燃化推進地域に指定しています。指定区域の住宅は隣の壁や窓、道路へ出る通路の位置を現地で調べ、建物の坪数とは別に作業空間を示します。
対象地区は町丁目の全域とは限らず、敷地の位置と隣棟の距離を町名だけから断定しないことが大切です。
駅周辺と郊外住宅地の使い方を分ける
現行全市プランは、交通結節機能の高い駅周辺へ住宅と生活施設、働く場を集める方針と、郊外住宅地の生活利便性を高める方針を分けています。駅側の建物では店舗の出入りと住戸の通路を、郊外の宅地では庭や付属棟を含む撤去面を調べます。
市全体の方針を各敷地の用途や道路幅の確定資料にはせず、建物の現況と地域別プランを見積り担当に渡してください。
横浜市の解体工事事情
坂道での積込を水平な作業面から組む
山手の坂に接する現場は、車両を停める場所の傾きと、建物から廃材を運ぶ途中の段差を測って運搬方法を選びます。敷地内で材料を小分けにする場合は、積込までの手運びと車の回数を別々に積算します。機械を上げるための通路を造るなら、基礎撤去とは分けた費用と原状の仕上げを見積りに入れます。
隣棟の窓へ材料を向けず内側へ回収する
密集した現場では足場の幅だけでなく、外壁材を取り外して置く面まで確保します。隣の入口を塞ぐ側でまとめて材料を落とさず、建物の内側へ回収する手順と壁面ごとの養生を施工者に示してもらいます。通路を一時的に使う作業が必要な時は、使う長さと時間を調整し、敷地外への無断積置きを前提にしません。
駅周辺の住戸と営業入口を同時に閉じない
店舗併用や共同住宅では、工事車の位置が住戸の階段や隣店の営業入口に重なる場合があります。先に入口ごとの利用時間を調べ、設備の搬出と建物本体を壊す日を切り分けます。配送車が入る間に材料を道路へ出さない計画とし、必要な誘導員を全工期一律で置くのではなく、作業が重なる時間から計算します。
横浜市内のエリア別 解体の傾向
山手の丘陵住宅
尾根道から坂を下る経路と敷地の段差を測り、車両が近づける位置を決めます。段差を越える小運搬が必要なら、その距離と人員を建物撤去費と分けて比較します。
不燃化対象の密集市街地
町丁目境界で制度の対象範囲を照合し、隣棟の窓と残す出入口を現地で記録します。窓側を覆う養生面と通行を続ける区画を決めてから、内側へ部材を回収する工法を見積もります。
都心・駅周辺の複合用途
住戸と店舗が使う共用入口の利用時間を確認し、回収便を入れる時間帯を決めます。入口を塞げない間に材料を敷地内で保管するなら、保管面と再移動の作業も見積書へ含めます。
横浜市の構造別参考坪単価と見積もり条件(2026年)
横浜市の見積書で比較する費用の範囲
| 構造 | 神奈川県全体の参考坪単価 | 見積書で分ける費用 | 地域の比較条件 |
|---|---|---|---|
| 木造 | 3.8〜7.5万円/坪 | 住宅本体と内側への外壁回収 | 坪面積とは別の養生数量、補助費の按分 |
| 鉄骨造 | 4.8〜9.5万円/坪 | 設備搬出と部材の切断積込 | 入口別の使用時間、補助対象構造の判定 |
| RC造 | 6.5〜13.0万円/坪 | 破砕材と地下基礎の掘削 | 坂の運搬経路、外周構造と掘削面の区分 |
横浜市の木造住宅で確認すること
横浜の木造は着工年次と耐震性の確認を行い、住宅除却と不燃化の対象区域を分けます。密集した宅地なら外壁を内側へ回収する手間、隣窓を保護する面を数量で比べます。
横浜市の鉄骨造(S造)で確認すること
店舗の鉄骨は設備を先に外す工費と骨組みの切断・回収費を分けます。不燃化の老朽建築物に該当するかは年次等の所定条件で市へ判断を求め、木造住宅の上限をそのまま当てません。
横浜市のRC造で確認すること
RCの基礎は地中で残す外周構造との接点まで調べます。坂道に接する敷地では破砕材の一時置場を水平に取れるか、機械回送と土を掘る面の広さを合わせて比較してください。
工期の確認
| 日程の論点 | 現地・手続きで確認すること |
|---|---|
| 見積り前の所在地 | 町丁目境界、建築年次と耐震性を照合する期間を現地見積りより前に確保します。制度の対象確認と施工方法の調査を並行させ、工事の日程を確定する前に両方の結果を揃えます。 |
| 現場で工法を選ぶ | 着手前に坂の小運搬区間と入口の利用時間を決めます。内側に回収した材料を順次搬出する日程を組み、車両の到着だけでなく分別と積込みの時間も確保します。 |
| 住宅除却の年度工程 | 12月28日申請、翌二月末完了報告、現在予算を照会 |
横浜市で解体費が変動する3つの要因
坂の小運搬
横浜の坂沿いで大型車を作業面へ寄せられない場合は、材料を小分けにして運ぶ距離と量を測ります。水平な積込面までの小運搬を本体解体から分け、人員と運搬回数に対応する費用を見ます。
隣棟側の外壁回収
隣棟へ外壁材を落とせない現場は、部材を内側へ外す順序と壁面ごとの養生範囲を定めます。重機で外す面と手作業を残す面を図示し、追加の工数と保護作業を見積りに含めます。
複数の入口
設備の搬出口と営業・住戸の入口が重なる建物は、出入口を使う時間を調整して撤去します。通行を保つための養生の組替えや誘導、設備搬出を別の作業として積算します。
横浜市の解体・住宅支援制度と申請条件
解体・除却の助成
横浜市住宅除却補助事業
| 実施主体 | 横浜市 |
|---|---|
| 対象建築物・条件 | 平成12年5月末以前着工、所定確認で耐震性が低い建物。所有者は法人を除く。 |
| 補助対象工事 | 住宅本体の所定除却。塀物置樹木等と両方に関わる費用は市分類で算定。 |
| 補助率・上限 | 旧耐震上限50万円、新耐震所定区分20万円・非課税40万円。21,800円×延床㎡×1/3、市算定対象費×1/3との最小額。 |
| 申請時の確認 | 市内本社と所定許可を満たす施工者を確認し、100万円以上は二者以上の見積書を用意して低額の業者と契約する。交付決定前の契約・着手は不可。令和8年12月28日申請期限、翌二月末完了報告、予算早期終了の場合あり。 |
| 公式情報 | 制度・相談窓口の公式案内 |
横浜市建築物不燃化推進事業・老朽建築物除却
| 実施主体 | 横浜市 |
|---|---|
| 対象建築物・条件 | 重点対策地域及び所定補助対象地区の年次等を満たす老朽建築物、所定所有関係。 |
| 補助対象工事 | 所定老朽建築物の除却。全部除却が対象で長屋等の部分除却は対象外。重点地区の耐用年数等と、その他地区の年次・新築同時申請条件を区分。 |
| 補助率・上限 | 重点3/4、その他所定地区2/3。最安見積対象費×率、延床㎡×2万円×率、上限150万円の最小額。中小企業等は税抜算定。 |
| 申請時の確認 | 計画承認前契約と前金等支払いは不可。予算と審査期間を担当へ照会。 |
| 公式情報 | 制度・相談窓口の公式案内 |
住所を示して住宅除却か不燃化かを選ぶ
住宅除却は不燃化補助の対象地区を除いた区域で利用する制度です。町丁目の一覧と敷地図で担当を確かめ、住宅除却なら耐震性の確認と必要見積り、不燃化なら工事計画承認の資料を準備します。どちらも市の決定又は承認前に契約せず、工事費の支払いまでの工程を所在地の担当へ示してください。
横浜市の解体に関わる行政窓口マップ
| 相談・手続き | 担当窓口・相談内容 | 公式情報 |
|---|---|---|
| 住宅の耐震性と除却 | 建築防災課耐震事業担当 | 新旧年次、市内本社と低額見積り |
| 本体と共用費の分類 | 建築防災課耐震事業担当 | 塀物置樹木、養生回送と値引き按分 |
| 不燃化地区の境界 | 防災まちづくり推進課 | 境界近くの地番、承認と契約の順序 |
| 山手の次建築と景観 | 関内関外事業推進課 | 山手地区の景観と都市景観協議 |
横浜市の代表的な解体ケース別ガイド
百万円以上の住宅除却見積りは二者を揃える
住宅除却補助は見積金額100万円以上の場合に二者以上の見積書を求め、交付決定後は低い見積金額の事業者と契約する条件を示しています。市内本社と所定許可の条件を満たす依頼先へ同じ住宅・付帯工事の範囲を伝え、片方だけ庭木や物置を省いた総額を並べないようにします。
養生と回送を全額住宅費へ入れない
住宅除却の算定資料は、住宅だけの費用、住宅以外の費用、両方に関わる費用を分類します。塀や物置、樹木は住宅解体以外に区分され、養生や重機回送が両方へ関わる場合は市が対象費を按分します。施主が独自に全部を対象へ加えず、作業ごとの明細を市へ提出しましょう。
横浜市の解体施工事例
横浜市 駅周辺
RC造三階建て共同住宅 / 68坪
解体費用 784万円
工事の最終確認で、敷地の舗装に残った線が気になり所有者から質問があった。施工者は駐輪区画を示していた古い塗装の跡だと写真で説明し、地下の基礎位置を示す印とは別であることを伝えた。所有者が更地の管理に使う入口の位置は図に残し、不要になった駐輪区画の線は仕上げ時に消した。建物がなくなった後も敷地のどこが使えるか迷わないよう、地中の撤去範囲は塗装跡ではなく工事記録に沿って確認した。
内訳:本体 405万円/搬出・処分 237万円/養生・付帯 142万円
横浜市 山手周辺
木造二階建て住宅 / 36坪
解体費用 296万円
坂側にある玄関へ下りる階段は、建物を壊した後も所有者が敷地へ入るために使う予定だった。工事中に階段へ材料が落ちないよう施工者が覆いを掛け、建物側の壁を外す時は階段の端を傷めない距離で作業した。養生を外した日に所有者が足を置く面を確かめると、既存の段差が見えにくい場所があったため、その位置を引渡し図へ書き加えた。階段を新しく造った工事として扱わず、残した階段の状態と利用する入口を所有者へ渡した。
内訳:本体 126万円/搬出・処分 104万円/養生・付帯 66万円
横浜市 密集市街地
鉄骨造二階建て店舗 / 31坪
解体費用 318万円
店舗の外装を外す工程で、雨どいが隣の外壁に触れる位置に残っていることが分かった。施工者は隣壁へ工具を押し当てず、店内側から固定具を緩め、長い雨どいを途中で切って敷地内へ降ろした。取り外す一日だけ隣の所有者と現場の確認時刻を合わせ、外壁へ接していた跡は撤去前後の写真で記録した。店内の設備整理とは異なる作業として担当を配置し、隣棟を解体する範囲に含めずに店舗の工事を終えた。
内訳:本体 148万円/搬出・処分 113万円/養生・付帯 57万円
横浜市の解体業者の口コミ
横浜市 駅周辺|RC造三階建て共同住宅
現地調査の予定時刻を過ぎても到着せず、こちらから電話しました。前の現場が長引いていたとのことで、来られる時刻を聞いて待ちました。調査では屋内までよく見てくれましたが、遅れる連絡は先に欲しかったです。見積書は約束の日に届いたので、家族と相談する予定には間に合いました。
投稿日 2026.07.08
横浜市 山手周辺|木造二階建て住宅
工事中の写真をスマートフォンで開けず、家族に見てもらっていました。連絡したところ、同じ内容を小さい画像に分けて送り直してくれました。問い合わせの返事は翌日でしたが、その後は自分でも写真を確認できたので助かりました。
投稿日 2026.10.02
横浜市 密集市街地|鉄骨造二階建て店舗
見積りの有効期間を過ぎてしまい、最初から頼み直しになると思いました。設備の撤去内容は同じだったので、金額と予定日の更新を確認して契約できました。急いで決めるよう言われなかったのはありがたかったです。
投稿日 2026.03.18
※解体相談所で、お見積り依頼いただいたユーザに、任意でレビュー投稿をいただいています。
⭐️レビューについては、 [対応スピード] [見積までの丁寧さ] [担当者の人柄] [価格の納得感] [工事品質]の5観点で評価いただいたものを平均した数を表示しています。
横浜市と川崎市の不燃化除却支援の適用
横浜と川崎の不燃化補助は地域と申請者を照合する
横浜の所定不燃化除却は対象区域の区分で4分の3又は3分の2、上限150万円です。川崎は重点地区の除却に最大100万円を案内し、令和8改正で対象者を個人へ変更しています。両市の支援を比較する時は上限だけでなく、対象住所と申請者の資格を先に確認します。
| 自治体 | 対象地区の除却上限 | 申請資格と区域の確認 |
|---|---|---|
| 横浜市 | 所定最小額、上限150万円 | 重点区域とその他補助区域の率、所有関係と中小企業等 |
| 川崎市 | 所定算定、最大100万円 | 重点地区、令和8改正で個人のみの除却支援 |
横浜市の解体後の土地活用パターン
不燃化地域の建替えは次の建物仕様から考える
不燃化推進地域では、原則として全ての建物を準耐火建築物以上とする規制があります。更地にする費用を決める前に、次の建物の防火性能と地域まちづくりプランの適合を設計者へ確認します。山手では歴史的景観に関わる協議の制度もあるため、残す外周の形と建替え計画を別々の担当へ伝えて条件を揃えます。
| 活用方法 | 所在地・制度に関わる条件 | 解体前に決めること |
|---|---|---|
| 不燃化地域の建替え | 準耐火以上と地域計画の適合 | 建築仕様と除却申請を設計者へ提示 |
| 山手の宅地で建替え・保有を検討 | 坂と外周、景観風致等の条件 | 機械の作業面と残す外周を記録 |
| 駅周辺の次用途 | 複合施設と入口利用を別に整理 | 引渡し範囲と設備停止の時点 |
横浜市の解体工事に関するよくある質問
市は100万円以上の場合に二者以上の見積書を求め、交付決定後は低い金額の業者との契約を条件としているため、一社だけでは足りません。市内本社と所定許可を満たす二者に同じ撤去範囲を伝え、高い金額の業者を選ぶ契約はしないでください。
塀や物置は住宅本体以外の費用へ区分されるため、総額をそのまま三分の一にする計算ではありません。市が本体と共用費の按分から対象費を算出し、上限額と面積限度額を含む三つの額の最小額で補助を決めます。
住宅除却補助は不燃化補助の対象地区を除いた区域で使うため、対象制度を重ねて判断できません。行政地図の境界は不正確な場合があると市が注意しているので、敷地図と地番を防災まちづくり推進課へ提示してください。
手引きは計画承認前の工事に関する前金や契約金の支払いも補助対象外としているため、契約を後日にして先払いする進め方はできません。市の工事計画承認通知を受けてから契約と支払いへ進めるよう、施工者と日程を合わせます。
旧耐震と同じ50万円枠ではなく、所定新耐震区分は一般20万円、過去二年間の所定全員非課税世帯40万円の上限です。増築を含む年次区分と耐震性の確認資料を市へ示し、上限だけでなく面積と対象工費の限度も照合してください。